2024年1月1日に地震で生活がずたぼろにされた能登地方。
2024年9月21日 復興半ばに今度は豪雨が追い打ちかけた能登地方。
居ても立っても居られない状態になったその時にボランティア活動募集の案内が。
すぐに仕事休み取って現地に向かったのであった。
ボランティアを募ったのは我がツエーゲン金沢。
サポータの血が騒ぐ!
2024年10月1日。集合場所の金沢ゴーゴーカレースタジアムに到着。
バスの手配、ボランティア保険はチームで対応してもらった。
弁当、ショベル、汚れてもいい服装、マスク、ゴーグルなどなど携えていった。
サポーターとツエーゲン金沢スタッフ計17人で現地に向かったのであった。
チームキャプテン廣井友信さん、スタッフの灰田さんは所要でお見送り。
バスは一路、のと里山海道を輪島に向けて走るであった。
波静かな日本海が物悲しい。。。
昼飯食べたあとはラストスパート!
この日は火曜日。平日だけど、被災地に向かう車両で柳田インター付近は大渋滞。
向かう先は、被害が大きかった輪島市町野町。
被災したスーパーの泥を撤去することが今回のミッション。
俺に務まるのだろうかちと不安になりながらバスに揺られる。
と、バスは終点からだいぶ手前の徳田大津インターチェンジで降りて内浦を走る。
途中の路面状況が悪いからかな?それとも町野町への道路通行止だからかな?
先に進むにつれて屋根をブルーシートで覆った家が増えてきた。
途中、のと空港でトイレ休憩。
駐車場は岐阜県の消防隊の車とテントで溢れていた。
テントの中には簡易ベッドと寝袋が。。。
ここをベース基地に被災地の救援活動されてるんですね。
感謝しかありません。
トイレ休憩後、自衛隊の車両の後ろを走り現地に向かいます。
だんだん豪雨の傷跡が残る場所が目についてきた
そこかしこに土砂崩れの跡が見えます。
稲刈り前の田んぼも被害に。。。
しばらく進むと自衛隊車両が路肩に停車。
辺りを見ると、他の自衛隊車両や消防車が複数停まっていました。
ふと川の方を見ると捜索隊が行方不明者を探しています。
無事に見つかって欲しいです。。。
更に進むと、大木が至る所に転がっていた。
そして目的地に到着。
橋とい橋に流木が・・・
橋の手前のアスファルトも下が削れていつ崩落するか冷々する場所でした。
バスを降り、装備を固めたメンバーが現地に向かいます。
アルマゲドンを思い出してしまった。
自分はこんな格好です。暑かった・・・
本日の目的地はもとやスーパーさん。
地震の後、地元住民のためにすぐに開店し物資を提供されていたスーパーです。
豪雨のあと10日経過してますが、こんな状況でした。
右側の建物1階には無事だった商品を並べて地元住民に配布されていました。
その奥は瓦礫の山。。。
スーパーの店内(左側)は見事に瓦礫の山でした。
土砂が入口付近から店内になだれ込み、商品棚もろとも店の奥に押しやられていました。
二手に分かれて片付け開始!
自分はスーパー店内担当。
小型重機が入って大物を掻き出してましたが、こまかな部分はやはり人手が必要とのこと。
泥にまみれた商品を引っ張り出したあとは、金属、われもの、燃えるもの、ペットボトル等に分別しなきゃなりません。
紙の皿、ストローの束、ご祝儀袋、ペットボトル、缶ビールなどなど、次から次へと泥から出てくる出てくる!
途中、重機で本格的に泥をかきだすことになったので、持ち場を移動することに。
場所はバックヤード。
泥が20cmくらい堆積してました。
壁をよく見ると、自分の肩の高さに泥水の跡が。。。
こんなに泥水来てたんだと。。。
バックヤードに堆積した泥がまた臭いこと。。。
一瞬ひるんだけど、泥と戦いました。
しかし、こんな狭いバックヤードでも先が見えないのは辛かった。。。
半日のボランティアで心折れてるのに、現地常駐のボランティアさん、住民の皆さんはこれがず~っと続いているのだと思うと、胸が熱くなりました。
休憩時間に辺りを見てみると。。。
言葉になりません。
住めそうな家はほとんどありません。
そんな中でも後片付けしている住民の方々を見ているとまた涙腺が。。。
もとやスーパーさんの向かいで新築工事中でした。
職人さんの意地で給水車で運んだ水で床下の泥をきれいにして施工を続けていました。
職人さん最高です!
そうこうするうちに昼休みに。
バスに向かって歩きます。
晴れてたので路面の泥が乾燥し、車が通るたびに土埃が舞い上がってました。
ガソリンスタンドにニュースで度々出てくる手書き看板が物語っていました。
お昼は持参したおにぎりぱくつきます。
近くでヘリがホバリングしてました。行方不明者の捜索でしょうか・・・
昼飯食べたあとはラストスパート!
14時まで皆で瓦礫撤去です。
あっという間に撤収時間。
あとこれだけを残して次のボランティアチームにバトンタッチです。
撤収の際、持ち込んだマイショベル行方不明になりました。
次のボランティアさんに使ってもらえるなら本望っす。
着替えを済ませ、バスで移動開始。
程なく爆睡。。。気がつけば内浦の静かな海が見えてました。
その日の夜の報道ステーションに行方不明だった女子中学生が福井沖で発見されたというニュースとともに、ツエサポボランティアチームの活動の様子がちらっと映ってました。
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